固定期間選択型・長期の特徴


固定期間選択型は、固定金利型と名前は近いですが、実際には大きく異なるタイプの金利です。
むしろ、変動金利型の方がほど近いかもしれません。
固定期間選択型は、基本的に金利が変動することを前提にしている金利です。
しかし、固定期間という期間が存在し、その間は金利が貫くようになっています。
そういった意味では「変動金利型も5年固定型」といえるのかもしれませんが、実際には分離して用意されています。
固定期間選択型には、長期型と短期があります。
長期型の場合は、金利固定期間が長いだが最大の特徴で、主に10年型、15年型が用意されています。
10年型の場合は金利が10年間固定され、その間は平均金利推移の変動に関係なく、一定の金利で返済が行われます。
15年型の場合は固定期間が15年です。
固定期間選択型・長期のメリットは、完全固定ものの形で返済ができるという点です。
住宅ローンの金利推移は、上がる時は一気に跳ね上がり、下がる時はなだらかに下がります。
そのため、固定期間が長期的方が増やしられるタイミングが変動期間に含まれるというリスクを遠ざけ易くなります。
そんな意味では、安全なタイプといえるでしょう。
その一方で、長期に亘る金利固定によって、変動タイプであることを忘れがちになって仕舞うケースもあるようです。
そのため、住宅ローン用に用意していた資金が尽きていることに気付かない可能性があります。
変動型にシフトする期間を覚えておかないと、後々苦労するかもしれません。

固定期間選択型・短期の特徴


固定期間選択型の中には長期と短期とありますが、この長期と短期は、単純な固定期間の短さだけではなく、返済額にも影響が出る可能性がおっきいので注意が必要です。
基本的に、住宅ローンの金利は、金利水準の変動、つまり金利推移によって決まります。
ひとつの会社が私利的に金利を変動させることは近年消え去り、ほとんどの会社が足並みを揃えているということです。
従って、固定期間を長くするか、それとも速くするかということは、現在の金利水準だけではなく、今後の展望も踏まえた上で決めないといけません。
固定期間選択型・短期をセレクトする場合は、固定期間が非常に少ないコースとなります。
変動金利型のように半年ごとに金利が変動するわけではありませんが、コースによっては2年、3年という短期間で変化していきます。
また、固定期間選択型・短期の場合は、ある意味変動金利型以上に変動がすごいという面もあります。
というのも、変動金利型は返済額は最初の5年間は固定ところが、固定期間選択型・短期の場合は、2~3年で返済額の変動が浴びる可能性もあるのです。
金利の変動によって返済額が動くので、2年固定、3年固定といったコースの場合は、せわしなく返済額が変動していくことになるでしょう。
そういう固定期間選択型・短期のメリットは、何といっても金利が低いところです。
金利のパーセンテージ自体は、全ての金利の中で一際小さいといえます。
そのため、上手く利用すれば、他の住宅ローンのコース再び返済総額が抑えられる可能性もあります。
しかし、金利上昇、そして返済総額上昇のリスクが最も大きいコースでもあります。
仮に、全体の金利推移が変動し、金利水準が高騰した場合は、返済総額が大きく増加する可能性もあります。
そういった意味では、金利推移を注視しなくてはならないコースといえるでしょう。

単利と複利


住宅を購入する際には住宅ローンを組む人だけかと思いますが、この際に重要になって現れるのが返済計画です。
完済までどれだけの総額が必要か、そしてどれだけの年月が必要になるのか、またひと月あたりの返済額がいくらに設定陥るのか。
こういった計画をしっかり立てられれば、その後の日常生活にも支障がなくなり、健全な状態で返済していくことができるでしょう。
その返済計画を立てる上で、鍵となって来るのが金利です。
もしも、住宅ローンを組んだ時点で返済総額が決定していれば、計画を立てることは非常に容易ですが、そんなにとは限りません。
多くの場合、金利が変動するプランが選択されていますから、ローンを組んだ時点では、依然返済総額は確定していない状態でしょう。
その場合、返済計画は「見越しの計画」となります。
つまり、今後金利の割合がどうなるのかを見越しつつ、おおよその額を算出して計画を立てるということになるのです。
見越し計画の際に得る金利の計算は、金利の種類によって異なってきます。
一際厄介なのは、その金利が「単利」か「複利」かです。
断じてローンや金融商品に暗い人は、ふと金利のパーセンテージのみを注視しがちですが、この単利、複利という点も非常に重要な要素となります。
単利とは、利息に対し元金を組み入れない方式です。
それに対し、複利は利息に対し元金を混ぜる方式で計算を行います。
たとえば、元金が100万円で、年利5%とします。
この場合、年間にかかる金利は100万円×5%=5万円です。
以降、単利の場合はただただ2年で10万、3年で15万、10年で100万円となります。
一方、複利の場合は、2年目から1年前で増えた分もあるので、2年目は105万×5%=52,500円として、以降もつぎつぎ増えていく割合が増加します。
金利推移を見ていくと、単利は直線のグラフで書けますが、複利の場合は曲線のグラフになります。
住宅ローンの金利推移を見分ける場合は、その線の形状にも注意を通しておくと良いでしょう。