住宅ローンを学ぼう


マイホームの購入を検討するときの支払いは、多くの場合住宅ローンによって行なうことになります。
家を購入するということは、非常に大きな金額を必要とするため、一括で払うことができる人はごく一部です。
現在手元にある資金だけで購入できればローンの必要もないのでしょうが、実際にはそんなわけにはいきません。
基本的には、住宅ローンにおいて融資された額で購入し、融資を受けた額を分割で返済するという方法で購入することになります。
住宅ローンという形式で融資を受けるにあたり、どんな機関から融資を受け取れるかというと、主に公的機関や民間の会社ということになりますが、本当は住宅ローンは「民間の金融機関からの融資」であることが定義されています。
従って、本来は公的機関からの融資は住宅ローンには含まれていません。
ただ、厳密にはそんなにでも実際には同じシステムが組まれてあり、区分する需要は僅かので、やむを得ず「住宅ローン」という言葉でひとまとめにしているのが現状です。
それを踏まえた上で、住宅ローンについて学んでいきましょう。
住宅ローンを利用する上で気になる点といえば、いよいよ金利でしょう。
通常の融資と違い、住宅ローンは非常に高額です。
やはり、パーセンテージによって仕上がる金利も、その分高額になります。
従って、住宅ローンの金利推移は非常に大きな注目を集めます。
また、住宅ローンにおける金利推移は、単純にその推移というだけではなく、その時代の制度や景気などの指標にもなるので、学んでおいて損はないでしょう。

住宅ローンの金利推移


日本において、住宅ローンという制度はかなり昔から存在していました。
ただ、現代のようにしっかりと制度が整備され、またそれぞれの金利が確立されてきたのは、1980年代に入ってからと言われています。
この頃になると銀行や信用金庫等の住宅ローンの取り扱いが目立ち、甚だ規模も拡大してあり、多くのパブリックが利用しやすい制度となりました。
あんな1980年代から2000年代に達するまでの住宅ローンの金利推移を見てみると、間もなく下がっていることがわかります。
取り敢えず、1980年代は、中盤から終盤にかけて下落傾向にありました。
ただしその後、1990年代に入ってバブルが弾けると共にものすごく金利が上昇し、最大で9%ほど近い数字にまで上がっていることがわかります。
その後、景気の安定を目指し示し、日本銀行が金利のコントロールを行ったことでやがて落ち着きを見せ、1995年頃には平均で4~5%、2000年頃には2~3%のラインまで下がりました。
2000年代は、この2~3%の間で大きな変動もなく推移しています。
住宅ローンの金利は、銀行や公庫などのそれぞれの融資先においてある程度異なりますが、金利推移においては滅多に違いがありません。
それぞれの金利が同じ時期にのぼり、同じ時期に下がっています。
これは、日本銀行がコントロールしているために起こり得る事象です。
基本的に、金利というものは政府がコントロールするのではなく、日本銀行が政策金利という制度として制御します。
そうして、その傾向として、金利は挙がる時はいっぺんに釣り上げられ、下がる時はなだらかに下がるという動きが推移からも見て取れます。

公的融資


基本的こととして、住宅ローンの金利推移は全ての融資機関においておんなじ動きをするという傾向があります。
ですが、全ての融資機関が連動しているわけではありません。
マクロな金利推移でいえば同系統の動きを見せていますが、ミクロの動きを追えば、どうしても全ての機関が足並みを揃えているとは限りません。
そのため、あちらが下がればこちらも落ちる、というわけではないのです。
従って、住宅ローンの金利を学ぶ上では、薄々した金利推移だけではなく、各融資機関の特徴を知っておく必要があります。
では公的融資を見ていきましょう。
公的融資というのは、厳密には「住宅ローン」の貸付を通している機関ではなく、「住宅融資」を通している機関です。
その筆頭が「公庫融資」で、住宅金融公庫が融資を通しています。
住宅ローンとやむを得ず分類している融資の中それでは、やはり知名度の厳しい代表的なローンですね。
金利が小さいこと、固定金利で変動がないことが特徴で、非常に返済しやすい融資といえます。
また、「財形住宅融資」というローンもあります。
公的融資の中それではそこそこ条件の締めつけが軽く、間口が大きいのが特徴です。
変動金利なので、そんなに最初に返済額が決定できるわけではないという点が注意事項でしょうか。
この他にも、「自治体融資」や「都市機構の割賦払い制度」といった、その地域独自の公的融資もあります。
母体が自治体や独立行政法人都市再生機構となっているので、地方の特色が金利にも起こる公的融資です。
そのため、場合によっては「公庫融資」等よりも金利が低いケースもあります。

民間ローン


ある意味、公的融資よりもメジャーなローンが「民間ローン」です。
元々、住宅ローンはこの民間の住宅融資のことを言っていたので、こちらの方がなじみは濃いのかもしれません。
民間ローンは民間の会社が融資を通じていますが、その融資先も多彩で、それぞれに特徴があります。
特に、銀行ローン。
民間の住宅ローンの中まずは、特に利用したいと思われているローンかもしれません。
銀行ローンの特徴は、公的融資に対して条件は弱めで、間口が幅広いという点がある一方、民間ローンの中まずは厳しめともいわれています。
他の民間ローンと比較すると母体がものすごく、また信用度も良いので、利用しやすいローンです。
そういう背景もあり、民間ローンにおける金利推移は銀行ローンが基準になっていることが多いようです。
金利推移を見極める場合は、その点も注意しておきましょう。
それ以外の民間ローンとしては、「生保ローン」「ノンバンクローン」「社内融資」といったものがあります。
生保ローンは、生命保険会社が行っている住宅ローンです。
提携ローンが多く、窓口が少ない一方で、掛け金収入が原資となっていることから、リライアビリティは十分にあるローンです。
長期固定金利タイプになっているので支払いがしやすく、また保険と一律に支払いが出来るというメリットもあります。
ノンバンクローンというのは、信販会社やクレジットカード会社が向き合う住宅ローンです。
金利は高めですが、条件面、審査面では甚だ甘いので、間口はおのずと広くなります。