雛人形を選ぶポイント

雛人形選びの随一のポイントは“お顔”でしょう。

雛人形は、一対の雛人形に愛のかたちを託して、将来わが子も幸せになれるように、と願いながら飾るものです。

娘さんの分身として飾られるお雛様は、娘さんの将来の結婚式を表現していると言う説も有ります。

幸せそうな顔の女雛みたいに嫁いであったら嬉しいと祈って飾るので、やはり、雛人形選びには、お顔の表情がたいせつなポイントになります。

お雛様は、一見すまし顔のやうですが、よく見てみるとお口が開いています。

つまりは、微笑みを浮かべ、喜びを表現しているのです。

ただ、実に良い感覚の表情と言うのは、口元を隠しても、喜びの表情が目元だけで表されているものです。

口元はにこやかだとしても、目元に優しい表情を出すことが出来ないと、幸せそうな柔らかい表情には見えず、顔が怖かったり暗かったりしてしまうのです。

その為、雛人形の表情つくりは、頭師のもつ技量にかかっているので、衣装等と比べるとたいせつなポイントですのです。

人形を選択する際は、人形のお顔を正面から見るだけでなく、いろんなな角度から見てみましょう、。

良い表情のものは、見る角度によって表情が豊富で、深い味わいを感覚られるはずです。

娘さんのひな祭りには、雛人形を分身として、幸福の願いを込めて、喜びに満ちた心が和むお顔を選択しましょう

一流の人形作家が丁寧につくり上げた人形は、量産品と言うのは比べものにならないほど表情豊富です。

たいせつなちびっこさんのひな祭りには、願わくは、手つくりのものを贈ってちょうだい。

お雛様の髪型と目

ひな祭りに飾るお雛様の髪型には、“大垂髪 (おすべらかし )”と“古典下げ髪”の2部類が有ります

その髪型によって、お顔も感想や感覚方がかなり変化してきます。

それでは、おのおのの特徴を紹介しますので、ひな祭りの人形選びに参照してちょうだい。

大垂髪・・・平安時代の垂れ髪が、鎌倉時代、室町時代を経て、江戸時代になると、前髪の部位を大きく張って形創る髪型になりました。

雛人形が今の型になったのが江戸時代だったため、その頃の髪型である大垂髪が、世間一般的な雛人形の髪型になったのです。

大垂髪のお雛様のお顔は、高貴で落ち着きのある表情をしています。

オーソドックス派が好きの方におススメです。

古典下げ髪・・・ 平安時代には、長く伸ばされた黒髪が美人の象徴とされ、髪はバックへ流し、両頬のわずかな毛は切りそろえていました。

そうすることによって、面長な顔に見せたり、色白さを引き立てたりして、美貌を競い合ったのです。

面長な顔は、品格と優しさを感覚させられます。

世間一般的な大垂髪と比べると難しく、結髪師の腕前が問われる髪型です。

こちらは、本格的な志向の方におススメです。

お雛様の目は、ガラスやプラスチックの眼球を使用するのが世間一般的です。

一方、墨で微妙な目の色のニュアンスを出して、一筆一筆丁寧に塗り重ねていく“描き目”は、古典的でたいへん難しい技法です。

熟練の職人のケースでははではの手法によって、ガラスの目と間違えてしまうほど細やかです。

世間一般的な人形の目元と言うのはひと味違って、たぐい稀なお顔です。