前回の広葉樹に続き、この度は針葉樹に対しての詳しをお話しようとおもいます。
針葉樹も、広葉樹同様、無くてはならない木材です。
こちらも又、その言葉から見てお分かりの通り、針みたいに先がとがった葉をつける樹木を針葉樹と言います。
マツ等が良い例ですね。
マツの葉は、まさに針そのものでしょう。
広葉樹が、別名で落葉樹と呼ばれるように、針葉樹は「常緑樹」と呼ばれることもあります。
シーズンがチェンジしても、大半葉が落ちることなく、常に緑色のままだということですね。
針葉樹は、たいへん背の高いものが沢山です。
しかも、真っ直ぐに成長するので、それらの良い面を利用して、家を建てるケースの柱等として用いられることが沢山ですね。
実に針のような葉を持つマツ等は、エゾマツやアカマツ、カラマツ等、多彩な部類がありますけれども、これらの木材は木造建築のはり、けた等によく用いられますし、鉄骨や鉄筋コンクリート建築の下地材としても多く利用されているのですね。
より一層は、パルプ材としての利用等もされており、多様な使途に幅広く使用されています。
材質としては、広葉樹と比べると柔らかめです。
あなたの家が木造住宅ですのであるのなら、ほぼ間相違なくなんらかの針葉樹の木材を利用しているとおもわれます。
今まで、あまり考えたことがなかったかも知れませんが、ご自分の住み慣れている家が、何処の何という木から創られているのか、調べてみるのも楽しいかも知れませんよ。
輸入している木材(北米)
ここまでの記事では、広葉樹と針葉樹の木材の相違、そして使途等お分かりいただけましたか。
この度は、我が国が輸入している外国産の木材に対してお話をしてみようとおもいます。
馴染みのある北米から輸入している木材から、ご案内してゆきましょう。
我が国は、北米から多くの木材を輸入しています。
その部類もたいへん潤沢で、米ヒバ、米スギ、米マツ、米ヒノキ、ピーカン、パイン、アスペン、イエローポプラ、バーチ、アルーダ、ガム、バスウッド、メープル、オーク、アッシュ、チェリー、レッドウッド、ハックベリー等々です。
ごぞんじのものも沢山かとおもいますが、たとえばメープルシロップ等でポピュラーなメープルの木材は、ごぞんじのとおり、カナダや米国北部から輸入しています。
辺材は淡い灰白色をしていて、心材は灰色を帯びた黄褐色です。
材質としては、すさまじく堅くて重量があり、プロセシングはやや難しいというデメリットがありますが、つや出しプロセシング等でたいへん美しく仕上がり具合ます。
接着性もすさまじく良いので、使途としては床材や家具類、建築材料、楽器等にも利用されています。
よく耳にするオーク材も北米産のものが重宝しています。
こちらはカナダや米国東部に広く分布しています。
辺材は淡黄白色であって、心材は淡黄褐色です。
この木材もやはり堅くて重量があり、たいへん強靭です。
持久性はありますが、虫害に遭い易いというデメリットもありますね。
使途としましては、家具類、建築材、床材、船舶材等です。
予想外な使い道としては、お酒を貯蔵しておくための樽に利用される木材だとしてもありますよ、。
輸入している木材(中南米)
前回に引き続き、輸入木材に対しての詳しです。
この度は、中南米から輸入している木材をご案内いたしましょう。
中南米は、多くのニホン人にとって、まだ未知の部位が沢山スポットだとおもいます。
中南米の国々を挙げてみてと言われても、ほんのいくつかしかおもいつかないのではないでしょうか。
ですので、中南米から輸入している木材と言いましても、全く予想がつかないのではないかとおもいます。
ただ、名前は耳にしたことがあるものもいくつかあるかも知れませんね。
中南米から輸入している木材の主なものは、マホガニー、ガダンブ、パープルハート、ココボロ、モンキーポッド、カセッタ、タタジュバ、アルーダ、バルサ、ウルンダイ、カリビアマツ、サンタマリア等々です。
マホガニー等は、けっこう耳にした経験があるのではないですか。
このマホガニー、プロセシング性や寸法安定性に優れていて、持久性もたいへん良いです。
より一層、天然乾燥の速度もすさまじく速いうえに、狂いや割裂もわずかので、多彩な使途によく利用されています。
とくに、彫刻材や楽器、模型等、寸法の狂いが許されないような使途には多く利用されています。
当然、家具類や内部装飾材としても利用されていますし、高級車のハンドルやダッシュボード等にも利用されていますよ。
辺材は黄色っぽくて、心材は淡紅褐色から淡橙褐色をしています。
そして金色の光沢があるのですね。
長い間、光にさらすと色合いが濃くなるのも特徴です、。
昔から、ワールド的な銘木の一つとされ、特に欧米では高く評価されている木材です。
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